こんにちは!グリーンテック株式会社の青木です!
早速ですが皆さんの周りには植物はありますか?
ご自宅や勤務先などに置いてあったり、育てていたり、外に出れば都心でもありますよね。
私はお仕事で観葉植物のレンタルをしているのですが
私のような植物を取り扱う業者でなくても
植物はどんな人にも身近にあると思います。(…無かったらごめんなさい!)
ですが、身近な植物にも実は危険な植物が潜んでいます…!
ということで、『観葉植物』『お花』『雑草』の三つに分け、
今回は『身近だけど実は危険な植物 ~お花編~』をご紹介致します!
身近だけど実は危険な植物 ~お花編~
さて、今回は外に植えて楽しむお花を、ご紹介致します!
メジャーなものですと彼岸花や水仙などの球根植物は
毒があることで有名ですよね。ですがそれ以外にも
有名なものや誰もが見たことのある物など、衝撃な植物がありますので
心してご覧ください!
1.ニチニチソウ
ニチニチソウ↑
さあ、まずはニチニチソウですね。
このお花は見たことがある方も多いんじゃないでしょうか?
夏の時期はとても元気よく咲いてホームセンターなどで
販売されているところをよく見かけます。
そんなニチニチソウにも毒があったんですねぇ…
ニチニチソウには『ビンカアルカロイド』というものが
含まれており、摂取すると軽い腹痛を起こし、
ひどい場合だと心不全、肝臓麻痺を起こします。
過去には大量に摂取し死に至ることもあったそうです。
口に入れることなんてまず無いと思いますが
子供が触ろうとしたりするので気を付けましょう。
なお、皮膚に触れる分にはほぼ問題ありませんが
触った後はしっかり手を洗いましょう。
2.シクラメン
シクラメン↑
お次は冬の代名詞、シクラメンです…!
あんなかわいい花をつけるシクラメンにも
かなり強い毒があります…
シクラメンには『シクラミン』という似た名前の毒をもちます。
摂取すると嘔吐や下痢を起こし、大量に摂取すると
不整脈や痙攣を起こし、時には死に至ることもあります。
特に小動物は死につながりやすいため、
ペットを連れている方は特に気をつけましょう。
3.キョウチクトウ&マンデビラ(サンパラソル)
キョウチクトウ↑
マンデビラ↑
お次はキョウチクトウ&マンデビラ(サンパラソル)になります!
この植物達は元々熱帯地方の植物で、日本では夏期の6~9月頃に
花をつけます。キョウチクトウは数少ない夏の花木で
八重咲きや大輪咲きなどきれいな品種も多く、
乾燥や大気汚染、火に強いため工業地帯や市街地に
街路樹として植えられます。
また、マンデビラ(サンパラソル)は夏のお花として
人気が出つつあり、ハイビスカスに負けないくらい
鮮やかで大きめの花を咲かせるつる植物です。
さて、説明が長くなりましたがこの二種にも
毒が含まれています…
成分は心臓毒性の『オレアンドリン』で吐き気やめまい、
下痢、運動失調症などの異常をきたします。
また、この植物の厄介なところは
キョウチクトウ&マンデビラ(サンパラソル)が
植えられている土にも毒が溶け出します。
土から毒が抜けきるには1年もかかるため注意が必要です。
また、生きている状態で燃やしてしまうと有毒な煙が出ます。
焚火などで利用して数人が倒れた事故もあるので
触れないようにしましょう。
4.クリスマスローズ
クリスマスローズ(白)↑
お次はクリスマスローズになります。
シクラメンと同様、冬のお花で大きいお花をつけます。
色合いはシックな感じで高級感があり
雰囲気のある上品なお花ですね。
とはいっても…残念ながらこの植物にも
毒性があります。
この植物は葉の汁に毒があり、
めまい、はきけ、腹痛などが起こります。
余談ですが…クリスマスローズは
世界最古の毒兵器として利用されたといわれています。
紀元前のギリシャで戦争が行われたのですが
片方の軍が川の上流に刈り取ったクリスマスローズを
つけて、毒を流していきました。
それを知らない相手の兵士たちは知らずに
川の水を飲み、中毒を起こし、その隙に
攻められて負けてしまったそうです。
この話にあるようにクリスマスローズの断面
が触れた水は触らないようにしましょう。
これは毒を持っている植物全てにおいて
共通することです。
5.アジサイ
アジサイ↑
梅雨の時期に風情のあるお花を咲かせるアジサイ。
田舎から都会まで幅広く植えられており
植物に知識がない人でも
存在自体は知っている方がほとんどだと思います。
そして、まさかのこのアジサイにも毒が…あるんですよ!
アジサイには青酸配糖体という物質が含まれており、
これが胃の中の酵素と反応すると青酸になり、
嘔吐、失神、昏睡などの中毒を起こします。
あの有名な『青酸カリ』とは別物ですが
猛毒なことには変わりはありません。
過去には料理の彩として添えられた葉を
大葉と勘違いして誤飲し、中毒を起こしたことが
事例にあります。触る分には問題ありませんので
決して口の中に入れないようにしましょう。
まとめ!
さて、ここまで五種類ほど
毒のあるお花をご紹介いたしました。
今回は特に園芸で使用したりする
植物を中心にピックアップしてみました。
そして、なじみのあるお花で毒のある植物は
まだまだあります。
~その他の危険な植物達~
スイートピー↑
ジギタリス↑
スイセン↑
ヒガンバナ↑
ハナミズキ↑
チューリップ↑
アルストロメリア↑
レンゲツツジ↑
ダチュラ↑
スズラン↑
キキョウ↑
グロリオサ↑
等々…
大体は口に含まなければ問題はありませんが
油断は禁物!
お庭の手入れをしたり、ペットの散歩や
子供が遊ぶときは注意して、きれいなお花を
見るようにしましょう!
そして、私、青木が担当するブログにて次回は
『実は危険な植物!? ~雑草編~』
を3月下旬頃にご紹介致します!お楽しみに!
ここまでご覧いただき誠にありがとうございました!